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猛暑を乗り越える!カリフラワー栽培で「アクアフミンペレット」実証結果 in 長岡

アクアフミンペレットを使ってみて

今年も残すところあとわずか。思い返すと、本当に厳しい夏の暑さが思い出されます。 農業に携わる皆様にとっても、近年の異常高温・乾燥は頭の痛い課題かと思います。
今回は、そんな過酷な環境下で行った、新潟県長岡市での「カリフラワー」栽培試験の様子をご報告します。 地元の生産者様にご協力いただき、何度も畑に足を運んで定点観測を行った、弊社にとっても思い入れの深い実証試験です。

厳しい環境でこそ差が出る土づくりの重要性

この試験で使用した資材は「アクアフミンペレット」です。
これは「水溶性腐植酸」と「微量要素肥料」を、畑にまきやすいペレット状にした土壌改良材で、「わずかな投入量で、植物の本来の力を引き出す」ことをコンセプトに開発されました。
水溶性腐植酸のキレート効果で、微量要素の溶出を促し、健全かつ強靭な植物づくりが期待できる資材となっております。
こうした資材を活用した土づくりは、昨今の異常高温など厳しい環境でこそ重要で、安定生産につながる重要なピースであると考えています。
【試験概要】
●場所:新潟県長岡市
●期間:2024年8月~
●品目:カリフラワー
●資材:アクアフミンペレット
●施用量:10アールあたり5袋(75kg)相当を1畝に施用
比較のために、「何も入れない区画(対照区)」と「アクアフミンペレットを入れた区画(資材施用区)」を隣り合わせにして、成育の違いを追跡しました。

定点観測:写真で見る成育の違い

この年の夏は特に高温続きでし、植物にとっては非常にストレスのかかる環境でした。

しかし、定点観測を続ける中で、目に見えるハッキリとした差が現れました

① 定植直後~初期成育(8月20日~8月29日)
まだ成育初期の段階ですが、資材施用区の方が葉の展開がスムーズで、葉色も少し濃く見え始めます。
② 成育中期(9月2日)
さらに日数が経過すると、その差は歴然としてきました。 対照区に比べ、資材施用区のカリフラワーは一回り大きく、葉の枚数や広がり方に勢いがあります。

③ 成育最盛期(9月17日)
9月中旬の様子をご覧ください。 手前の「対照区」と比較して、右側の「資材施用区」は葉が畝を覆い尽くさんばかりに旺盛に茂っています。うだるような暑さが続いた時期ですが、高温乾燥のダメージを感じさせない、素晴らしい成育ぶりです。

なぜ、これほど差が出たのか?

今回の勝因は、アクアフミンペレットに含まれる「水溶性腐植酸」と「微量要素肥料」の力によるものと考えられます。
水溶性腐植酸のキレート効果で、微量要素やリン酸などの肥料が十分に吸収された結果、環境ストレスに耐えうる強い植物体が形成されました。わずかな量をパラっとまくだけでしたが、植物にとっては「栄養吸収力」が底上げされたような状態になり、厳しい夏を乗り切るスタミナがついたのだと実感しています。
また、この資材を連用していく事で、長い目で見て腐植含量の向上、土壌物理性の改善(水はけ、水もちの良い柔らかい土壌づくり)が期待できます。

お客様への感謝

何度も圃場に通い、生産者様と共にこの成長を見守ることができたのは、弊社とって大きな財産となったと感じています。ご協力いただいた生産者様、本当にありがとうございました。
「異常気象に負けない土づくりをしたい」 「少ない手間で、作物の品質を上げたい」・・・そうお考えの生産者様は、ぜひ一度「アクアフミンペレット」をお試しください。

株式会社ホーネンアグリ 土壌医 坂野

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