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農事組合法人ライスセンター石打生産組合

南魚沼産高品質コシヒカリのふるさとを訪問

農事組合法人ライスセンター石打生産組合様

こんにちは! 今回は「ホーネンアグリのお客様訪問」をテーマに、農事組合法人ライスセンター石打生産組合様をご紹介させて頂きます。ライスセンター石打生産組合様は、新潟県南魚沼市でコシヒカリを30ha栽培されています。南魚沼市は、お米の食味ランキングで2019年を除いて特Aランクを獲得し続けている地域で、「魚沼産コシヒカリ」と言えば美味しいお米の代名詞となっています。
この地域は日本屈指の豪雪地帯でもあり、標高2,000m級の山々に冬に積もった雪は8月まで残っています。雪解け水や伏流水が急峻な山岳という天然のフィルターを通り、豊富かつ綺麗な水を麓へ安定的にもたらしています。その南魚沼市の中でも、石打地区は山間地に位置し、昼夜の寒暖差が大きい地域です。これらの地形・気象の条件が、おいしいコシヒカリを栽培するのに最適な条件となっています。大いなる自然の恵みと、米作りの匠による生育管理が相まって、美味しくて安全な米が生み出されているのです。

コシヒカリの歴史と課題

ところで、日本一美味しいお米と言われる品種『コシヒカリ』は昭和31年南魚沼市でデビューし、60年以上がたちました。数十年前は夏涼しく冬寒い傾向にあり、登熟期でも高温障害などは少なかったそうですが、近年では新潟県でも最高気温が40℃を超える夏もあり、高温対策はたいへん重要になっています。光り輝く美味しいコシヒカリを栽培するには、登熟期の高温は大敵です。登熟期の高温・低温、水不足・日照不足、育苗期や田植え後の低温・・・気候変動や環境の変化により、高品質な魚沼産コシヒカリの栽培は年々難しくなってきているともいわれます。そのなかでもライスセンター石打生産組合様のお米は、1等米比率100%を10年以上達成し続けています。歴史的な不作であった2019年産の新潟産コシヒカリは1等級比率20%代でしたが、その年にも1等米100%で栽培されました。そして今年、2022年も無事に全量1等米で収穫されています。

最高の米づくり、その秘密

米どころ新潟のなかでも、これだけ素晴らしい米づくりを継続されていることは驚異的だと思います。そこで、栽培管理のポイントをご担当者様に伺いました。そのポイントは『適切なタイミングを逃さない』ということだそうです。イネは日々成長し、気候を含めた環境も絶えず変化し続けます。したがって、田植え時期・水の管理・肥料散布の時期・収穫時期等、あらゆるタイミングは毎日イネの状態を確認しながら決定し、コメが健康に生育するように管理しているそうです。また、古来「苗半作」あるいは「苗八分作」と言われるほど育苗は重要だとされていますが、ライスセンター石打生産組合様では弊社の水稲培土をお使いいただいており、2021年南魚沼市で行われた水稲育苗の品評会で見事1番に選ばれました。また、良質米の栽培には土づくりも重要ということで、弊社の土壌改良材『スーパー越の有機-2号』を毎年施用して頂いています。適正な管理・土づくりをすることで最小限の農薬使用で高品質米を栽培されているとのことです。

スーパー越の有機-2号を用いた土づくり

日本一美味しい米づくり

代表になられたばかりの飯酒盃様はまだお若いですが、メンバーの方と一致団結して日本一美味しい米づくりに取り組んでおられます。ライスセンター石打生産組合様の魚沼産コシヒカリを、これからも多くの方々に食べて頂きたいものです。

株式会社ホーネンアグリ 営業部 角山伸也

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