スタッフブログ
Staff Blog

軽さを実感!軽量水稲培土

製品名:軽量水稲培土
栽培作物:米(水稲育苗)

「軽量培土効果抜群です」の声に誘われ

みなさん、こんにちは。ホーネンアグリ営業部の相澤です。今回はお客様に軽量水稲培土をお使いいただいている事例をご紹介いたします。
長野県北部で稲作をされている法人、エンド・ファームさんでは、毎年弊社の軽量水稲培土を使って育苗をされています。ある日、代表の遠藤さんからこんなメールをいただきました。

「相澤様
今年の土の状況です。種子蒔いてハウスに平置きでやってます。床土が動かない程度に軽く散水して、播種、覆土をして平置きです。ここで、たっぷり水をまいて、シルバーラブシートで覆います。天候により5-7日後に覆いをとり、潅水。一晩くらいはまたシルバーラブシートで覆いますが、その後は覆いなしで育苗です。
緑の苗写真は、5日後にシートをはがした翌日です。出芽が非常にきれいで、覆いをはがした時点できれいに緑化してました。
この方式ですと、水をあまり吸わせないで動かしますので、軽量培土効果抜群です。
軽くて助かっています。」

メールには苗の写真も添えられていました。

長野県北部の気候環境と育苗

すくすくと育ち、生育が良くそろった苗の写真と「軽量培土効果抜群です」という最高の誉め言葉が嬉しくて、育苗中の5月中旬に訪問させていただきました。
まだ残雪が残るアルプスの山々のふもとに遠藤さんのお宅がありました。この地域は冬の冷え込みがとても厳しい地域です。私の住む長岡市も冬の大雪には悩まされ、決して「住んでよし」と言われる地域ではありませんが、冷え込みの厳しさでは長野県に到底かないません。長野の冬は寒く、(車の冷却水が凍るような経験こそ無いものの)ウォッシャー液は簡単に凍ります。凍結防止タイプのウォッシャー液に交換し忘れて訪問し、ひどい目にあったことも何度かあります。

・・・話はそれましたが、そんな地域です。ですから、5月に入ってから遅霜が発生することもあり、イネの育苗には細心の注意が必要です。日によって寒暖差が大きく、それが原因で失敗することもあると聞きます。

徹底した育苗管理で健苗を育成

実際にハウスを訪問してみると、写真で拝見したとおりの綺麗に揃った苗が並んでおり、見事な緑のカーペットになっていました。遠藤さんの苗づくりは管理が徹底しており、育苗中も苗の状態を見ながら液肥を散布し、育苗の後期にはケイ酸資材を散布するなどされています。(育苗に関する詳細はエンド・ファームさんウェブサイトのこちらをご覧ください。)昔から「苗半作」と言いますが、手塩にかけた苗は病害にも負けない立派なイネに成長するそうです。そしてなんと、防除の回数も減らすことにも成功されているというから驚きです。

軽量水稲培土は省力化のお役に立っているそうで、発芽前の育苗箱の重量を量っていただいたところ、なんと約4Kgでした。(通常の培土では5.5~6kgです。)

アルプスの麓の理想郷

ちなみに、水稲育苗後のハウスでは、「アルプスホルン」というユニークな名前と形のパプリカを栽培されています。肉厚で甘く美味しいパプリカです。

遠藤さんのホームページを拝見すると、アルプスのふもとで農業を楽しむ姿がつづられています。そこには、ゆったりとした時間の流れと穏やかな暮らしがあります。地域に密着した、ひとつの理想的な農業のあり方だと感じられ、微力ながらお役に立てることをとても嬉しく思いました。
エンド・ファームさんのウェブサイトはこちらです。
http://www.dhk.janis.or.jp/~nendoh/

株式会社ホーネンアグリ 営業部 相澤

アーカイブ