スタッフブログ
Staff Blog

コマツナの土壌改良にモミガラ由来の「有機王」

製品名:有機王
栽培作物:コマツナ

周年栽培の課題

全国有数のコマツナ産地 で、土壌改良材として「有機王」をお使いいただいています。ハウスで一年間に5~6回も栽培される生産者様が多いのですが、回転数が大きいがゆえの悩みもあり、「土が固くなってきているので何とかしたい」「連作障害が心配」「何か土づくりに良いものを入れなきゃとは思っていた」などなど、土づくりに大変な苦労をされているご様子でした。

ハウス土壌に適した土壌改良材

ところでハウスの土壌では、過剰な成分が雨水で流亡することがなく、地表面に留まる傾向にあるためEC値(電気伝導度)が非常に高い圃場も多く、長年の残肥が徐々に蓄積してミネラルのバランスが崩れているケースも見受けられます。この産地の場合もそうで、施肥の再設計(過剰な成分の抑制)と土壌改良(物理性・生物性の改善)の両方を同時に行う必要がありました。このような場合は低成分かつ物理性・生物性に優れた有機王がぴったりです。農協様、全農様にご協力していただきながら、産地全体の生産者様に有機王をご提案させていただきました。

有機王を施用された感想は

この記事のトップに掲載した写真は、生産者O様の圃場で取れたコマツナです。有機王を土壌10aあたり約50~100袋(2~4㎥)施用していただきました。O様によると、『作土がフカフカ(膨軟)になり、作物の生育は良好だった』とのことで、特に直根が太く真っ直ぐに伸びている点が市場で喜ばれたそうです。こちらのお客様が元々、土づくりの名人でいらっしゃったこともあり、結果は上々。たいへん喜んでいただくことができました。

堆肥を使いづらい場合の土壌改良材選び

長年、同じ土地で同じ作物を栽培していると、連作障害や土壌病害などの問題が出やすくなります。また、堆肥などの有機物を施用してこなかった圃場では土壌の団粒構造が損なわれ、土壌硬盤層の形成といった問題にもつながります。堆肥や土壌改良材で物理性を改善したほうが良い場合でも、高EC、塩類集積、肥料成分の蓄積などの問題で堆肥を入れづらいこともあります。弊社の有機王は肥料成分が低く、土壌物理性・生物性の改善効果に富んでいます。こうした圃場でも安心してご利用いただけると思います。ぜひ一度、お試しください。

株式会社ホーネンアグリ 土壌医 坂野

アーカイブ